OpticStudio 18.4 (2018年5月10日リリース)


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1.1 全視野収差解析 (Professional およびPremium)

像やビーム性能の劣化を全視野で収差解析し、フリーフォーム光学設計を向上
フリーフォーム光学面は、仮想・拡張現実設計[1]等の最新の光学系設計で重要な光学エレメントです。本新機能では、XY全視野で、収差や像劣化の誘因が表示されます。これにより、他の一般的なシーケンシャル光学系と同様にフリーフォーム光学系を解析することが可能になり、視野による収差の変化を特定し、その修正方法を検討することができるようになりました。

1.1.a. 1次コマ収差の正負の値を示した疑似カラー表示(左)、収差の絶対値と方向を示したアイコン表示(右)
[全視野収差解析] (Full-field Aberration analysis) では、ゼルニケ係数が視野点ごとに表示されます(図1.1.a参照)。各ゼルニケ項の平均を全視野点にわたり計算することも可能です。
データの表示方法として、アイコン表示、および疑似カラー等のカラー表示から選択することができます。アイコン表示では、収差の絶対値の大きさおよび方向の同時表示が可能です (図1.1.b参照)。カラー表示の場合は、負の値を表示することが可能ですが、収差の方向は表示されません。

1.1.b. 一次非点収差を示したアイコン表示
[全視野収差解析] (Full-field Aberration analysis) は 、[解析] (Analyze) タブの [像質] (Image Quality) セクションから開いてください。[収差] (Aberrations)メニューと [波面収差] (Wavefront) メニューの両方から選択が可能です (図1.1.c参照)。[解析] (Analyze) タブの [PAL/自由曲線] (PAL/Freeform) メニューから開けることも可能です。

1.1.c. 全視野収差解析は、解析タブの収差メニュー(左)と波面収差メニュー(右)にあります。
[全視野収差] (Full-field Aberration) 解析 (セクション1.1参照) は、現行ではセオドライト角度で定義された視野を使用することができません。本解析ツールを使用したい場合は、視野データエディタの [次に変換] (Convert To) のドロップダウン メニュー から視野タイプを変換してからご使用ください。
全視野収差の機能について、[フィードバックを送信] (Send Feedback) ボタンを使用してご意見をお聞かせください (図 1.1.c参照).

図1.1. c. 全視野収差解析のツールバーにある「フィードバックを送信」ボタン

ユーザー定義面およびグリッド サグ面でのGRIN 使用 (すべてのバージョン)

より幅広い屈折率分布面の設計を可能に
グリッド サグ面およびユーザー定義面では、シーケンシャル面をカスタマイズし、任意の光学系を定義することが可能です。これらの面と屈折率分布 (GRIN) 面を組み合わせることが可能になりました。これにより、任意の形状の面に屈折率分布を定義できるようになり、幅広く活用できるようになります。

0.a.分布9面の後にユーザー定義面を定義
GRIN媒質中の光線追跡では、GRIN面の次の面での光線の交差点を、反復アルゴリズムで決定する必要があります。このため、GRIN面タイプ後に定義できる面タイプには制限があります。OpticStudio 18.4から、GRIN面の後に、ユーザー定義面やグリッド サグ面を定義することができるようになりました(図0.a参照)。

1.2 新機能の試行 (すべてのバージョン)

新機能を先取りし、より洗練された機能に
[Zemax ラボ] (Zemax Lab) には、実験段階にある機能が含まれています。これらの機能はまだ最終実装されておらず、ヘルプファイルにも記載がありません。
[グリッド最適化] (Grid Optimization) 機能では、シーケンシャルのグリッド サグ面にローカル制御が加わり、特定の箇所のみ最適化ができるようになります。これにより、高次多項式を使用せずにフリーフォームのサグ面を生成し、光学設計の性能を向上させることができるようになりました。

1.2.a. グリッドサグ面のグリッド最適化設定
グリッド最適化の設定は、グリッド サグ面の面プロパティから行います(図1.2.a参照)。最適化したい範囲を定義すると、グリッド サグ点がローカルおよびグローバル最適化の変数として追加されます。光学系の最適化後に、グリッド最適化ダイアログから、最適化前後のサグを表形式で比較することができます。
グリッド最適化を有効にするには、[ヘルプ] (Help) タブの[Zemax ラボ] (Zemax Lab) セクションにある [新機能の試行] (Feature Experiments) メニューから、[グリッド最適化を有効にする] (Activate Grid Optimization)にチェックを入れてください (図1.2.b参照)。

1.2.b. ヘルプ タブの 新機能の試行 メニューにある グリッド最適化機能を有効にするためのチェック ボックス
本機能へのご意見をsupport@zemax.comまで、もしくは [フィードバックを送信] (Send Feedback)ボタンを使用し、お寄せください。本機能を使用してどのような光学系をご設計中であるのか、また追加機能のご要望についてお聞かせください。

2 ノンシーケンシャル機能

2.1 ブール ネイティブ オブジェクト (Professional およびPremium)

ノンシーケンシャル オブジェクトのブール複合体の光線追跡をより高速で正確、そして確実に
シミュレーションが最大10倍にまで高速化された光線追跡アルゴリズムをサポートする、ノンシーケンシャル オブジェクトが新規導入されました。これにより、十分な情報に基づいた設計決定と試作品評価のサイクルをより素早く行うことが可能になりました。
[ブール ネイティブ] (Boolean Native) オブジェクトでは、既存のブール オブジェクト([ブールCAD] (Boolean CAD) オブジェクトに改名)と比較し、より高速で正確な光線追跡アルゴリズムが使用されます。ブール ネイティブ オブジェクトの光線追跡アルゴリズムでは、従来のNURBS表現ではなく、ネイティブ親オブジェクトの高精度の面定義が使用されています。このため、ブール ネイティブ オブジェクトでの光線追跡は、通常、ブールCADオブジェクトより高速(最大10倍まで)、かつ正確になります。

2.1.a. ブール ネイティブ オブジェクトの生成
ブール ネイティブ オブジェクトでは、ノンシーケンシャルのネイティブ体積オブジェクトに対し、ブール演算を行うことが可能です。ブール演算では、オブジェクトの加算や、オブジェクトから他のオブジェクトを差し引く減算、2つのオブジェクトの重複部分のみのオブジェクト定義(図2.1.a参照)などが可能です。切り取られたオブジェクトの各フェイスに対し、光学特性を定義することが可能です。
ノンシーケンシャルモードでの光線追跡効率を向上する方法については、ナレッジベース記事をご参照ください。

2.2 複合レンズ オブジェクト (Professional およびPremium)

ノンシーケンシャル モードの迷光解析やメカ設計で複雑なレンズ形状をシミュレーション
[複合レンズ] (Compound Lens) オブジェクトは、レンズ前面と後面で、複雑な面やアパチャーの組み合わせを可能にする新しいノンシーケンシャル オブジェクトです。これにより、ノンシーケンシャル モードの迷光解析やメカ設計で、様々な種類のカスタマイズ レンズをシミュレーションできるようになりました。
複合レンズ オブジェクトは、面タイプの親オブジェクト2つを参照します(図2.2.a参照)。親オブジェクトとしては、次の面オブジェクトがサポートされています:[標準面] (Standard Surface)、 [非球面] (Aspheric Surface)、 [トロイダル面] (Toroidal Surface)、 [トロイダル奇数次非球面] (Toroidal Odd Asphere)、 [ゼルニケ面] (Zernike Surface)、 [バイコーニック面] (Biconic Surface)、 [バイコーニック ゼルニケ面] (Biconic Zernike Surface)、[拡張多項式面] (Extended Polynomial Surface)、[グリッド サグ面] (Grid Sag Surface)。この他の面の追加をご希望の場合は、リクエストを承ります。


2.2.a. 2面のノンシーケンシャル面オブジェクトを使用した複合レンズに、矩形アパチャー を適用し体積を生成
新しい複合レンズやブール ネイティブ オブジェクトを使用した複雑なノンシーケンシャル・パートの作成方法については、ナレッジベース記事をご参照ください。

2.3 NSCグループ への変換ツールの向上 (Professional およびPremium)

ディセンタされたアパチャーのある軸外光学系を自動的に変換
軸外レンズや基板厚みのあるミラー、ディセンタされたアパチャー定義のある面、複雑な非球面を使用した光学系を、自動的にノンシーケンシャル光学系に変換し、すぐにメカ設計や迷光解析に進むことができるようになりました。これらは、[複合レンズ] (Compound Lens) や [ブール ネイティブ] (Boolean Native) オブジェクトに変換されます (図 2.3.a参照)。NSCグループへの変換の詳細は、ヘルプ ファイルを参照してください([ファイル] (File) タブ > [変換] (Convert) グループ > [NSC グループに変換] (Convert to NSC Group))。

2.3.a. NSCグループに変換 ツールで、軸外放物面ミラーを自動的に変換できます。
[NSCグループに変換] (Convert to NSC Group) ツールは、シーケンシャル モードの [ファイル] (File) タブにある [変換] (Convert) セクションから開いてください (図2.3.b参照)。

2.3.b. ファイル タブにある「NSCグループに変換」ツール

2.4 光源 (DLL)オブジェクトのCone.DLL (Professional およびPremium)

遠方または小領域へのノンシーケンシャル光線追跡を効率よく正確に
ディテクタの面積が小さい、もしくはディテクタまで距離がある光学系では、統計的に十分な光線本数を検出するため非常に多くの光線の追跡が必要となり、モデル化には時間を要します。光源 (DLL) オブジェクトのCone.DLL は、均一、もしくはランバーシアン分布の光線を、光源面の垂直方向から離れた小さい領域への追跡を可能にするDLLです。
本DLLは、光源 (DLL) オブジェクトのLambertian_Overfill.DLLに類似したDLLで、均一およびランバーシアンの光線角度分布がサポートされています。これに加え、光線が発射する領域は、内側と外側の円錐の角度、および時計の針の動く方向での開始と停止角度で定義されます (図2.4.a参照)。

2.4.a. 特定の領域へのランバーシアン分布
特定の領域を指定した場合、光線の分布自体は、2π半球全体で空間と角度分布を持つように保持され、光線の強度はスケーリングされます。
本DLLのソースコードは、<data>\DLL\Sources にあります (セクション 5.1を参照)。

3.1 面、オブジェクト、オペランドへの移動機能の向上 (すべてのバージョン)

向上した移動機能で、効率よく面、オブジェクト、オペランドへ移動
多数行にわたる面やオブジェクト、オペランド間をより速く効率的に移動するため、全エディタの [行へ移動] (Go To) ツールの機能が向上し、特定の行を発見しやすくなりました。 本ツールでは、事前に入力したコメントがドロップダウンのメニューでリストされます。文字列を入力し [前へ] (Previous)、[次へ] (Next)、[最初へ] (First)、 [最後へ] (Last) ボタンを使用することで、コメントを検索することができます(図3.1.a参照)。数字を入力した場合は、その行へ移動することができます。


3.1.a. メリット ファンクション エディタで事前に入力したコメントを使用した「行へ移動」ツール(左)と新しいボタン(右)
本ツールは、次のエディタのツールバーに実装されています:[レンズ データ エディタ] (Lens Data Editor)、[メリット ファンクション エディタ] (Merit Function Editor)、[公差解析エディタ] (Tolerance Data Editor)、[ノンシーケンシャル コンポーネント エディタ] (Non-Sequential Component Editor)、[マルチコンフィグレーション エディタ] (Multi-Configuration Editor)、[視野データ エディタ] (Field Data Editor) (図3.1.b参照)。

3.1.b. レンズデータ エディタのツールバーにある「行へ移動」ツール

3.2 ブックマークを右クリックで追加・削除 (すべてのバージョン)

記憶したいエディタ セクションの参照を簡単に作成
ブックマークを使用することで、多数行あるエディタを整理し簡単に移動することができるようになりました。

3.2.a. エディタの行の右クリック メニューから追加されたブックマークは、「行に移動」ツールから参照することができます。
エディタの行を選択し、右クリックして [ブックマークを編集] (Edit bookmark) を選択することで、ブックマークの作成、編集、および削除が可能です(図3.2.a参照)。[行に移動] (Go To) ツールで登録されたブックマークがリストされ、その行への移動が可能です。

3.3 エディタ応答速度の向上

行の削除やコピーに要する時間を短縮
エディタ行の削除・コピーのパフォーマンスが向上されました。特に多数行にわたるエディタでの操作において、時間遅延が大幅に減少しました。多数の面やオブジェクト、オペランドを含む光学系ファイルにおいて特に重要な機能向上になります。
行をコピー・削除するには、エディタの左側をマウスのカーサーで選択し、右クリックメニューから 面、オペンランド、およびオブジェクトのコピー・削除を選択してください(図3.3.a参照)。

図3.3.a. メリットファンクション エディタの右クリックメニューにある「オペランドを削除」オプション

4.1 コスト エスティメータの更新 (すべてのバージョン)

非球面レンズの価格見積もりを瞬時に取得
[コスト エスティメータ] (Cost Estimator) では、最適なコスト対性能比のバランスを決める公差の調整に役立ちます。Optimax社により、コスト エスティメータの境界条件が更新され、偶数次非球面がサポートされるようになりました(図4.1.a参照)。球面と平面の許容口径の範囲が5-100 mmに、非球面の場合は10-100 mmに広がりました。

4.1.a.平凸非球面レンズの見積もりを示した ISO エレメント図面
[コスト エスティメータ] (Cost Estimator)の単独でのツールは、OpticStudioの2か所から開くことができます。[公差] (Tolerance)タブの [製造ツール] (Production Tools) セクション、もしくは 同タブの[製造図面と製造データ] (Manufacturing Drawings and Data) セクションにある、[ISO エレメント図面] (ISO Element Drawing) から開けてください (図4.1.b参照)。

4.1.b. 公差タブにあるコスト エスティメータとISO エレメント図面
本ツールでコスト見積もりをリアルタイムで取得する方法の詳細については、ナレッジベース記事をご参照ください。

4.2 ノンシーケンシャル面データをエクスポート(Professional およびPremium)

ノンシーケンシャル オブジェクトの詳細な形状を計算・可視化し、光学製造プロセスを促進
光学設計の製造において、面形状がグリッド状にサンプリングされたサグデータは、光学素子の仕様としてよく求められる、重要なデータになります。シーケンシャル解析の [面サグ] (Surface Sag) では、ローカル座標の面頂点からX位置、Y位置におけるZ方向の変化であるサグの情報を取得することができます。ノンシーケンシャルの光学系の定義は、シーケンシャルモードのレンズやミラーの定義と比較し、より一般的であるため、このようなデータはノンシーケンシャル モードの組み込み機能としては提供されていませんでした。
OpticStudio 18.4 には、ノンシーケンシャルコンポーネント(NSC) オブジェクトの面サグを計算するZOS-APIユーザー解析のサンプルが含まれています(図4.2.a参照)。本解析は、ノンシーケンシャル オブジェクトのフェイスへ向けて、アレイ状に光源光線を追跡し、交差点の座標を計算します。計算結果は、グラフとテキストで出力され、簡単にエクスポートすることが可能です。


4.2.a.ノンシーケンシャル面オブジェクトのサグ
[NSC サグ ユーザー解析] (NSC Sag User Analysis) は、[プログラミング] (Programming ) タブのZOS-API.NET アプリケーション[ZOS-API.NET Applications] セクションにある[ユーザー解析] (User Analyses) メニューから開けてください (図4.2.b参照)。

4.2.b. プログラミング タブにあるNSC サグ ユーザー解析
本解析の使用方法の詳細については、ナレッジベース記事をご参照ください。

5.1 Lambertian_Overfill.DLL 光源オブジェクトのソースコード(Professional およびPremium)

ユーザー定義の光源分布の実装を手軽に
Lambertian_Overfill.DLL 光源オブジェクトは、仮想的な円形アパチャーに向けて、その領域が十分にカバーされるように、ランバーシアン分布の光線を発射します。本DLLのソースコードが、インストーラに組み込みで提供されるようになりました (図5.1.a参照)。ユーザー定義の光源分布を作成する際に、サンプルとしてご活用いただけます。

5.1.a. Lambertian_Overfill.DLLのソースコード
ソースコードは次のフォルダ内に保存されています:<data>\DLL\Sources.

5.2 Matlab のRaytrace.DLL (Professional およびPremium)

ZOS-APIを使用して光線追跡の解析を高速化
ZOS-API MATLAB での光線追跡の解析は、通常for- や while-ループで行う必要があります。OpticStudioネイティブのコンパイル済みC#プログラムを使用することにより、このような時間のかかるループを高速化することが可能になりました。Matlabのループは比較的非効率ですが、本 C# DLLで は、光線データをブロックでMatlabに一度に読み込むことができます。C#プログラムでループされ返された生データを、Matlabで最終処理をかけることができます。
本DLL には、次のZOSAPI.Tools.RayTraceのネームスペースのインターフェースおよび継承メソッドが含まれます (図5.2.a参照):
- IRayTraceDirectPolData (シーケンシャル)
- IRayTraceDirectUnpolData (シーケンシャル)
- IRayTraceNormPolData (シーケンシャル)
- IRayTraceNormUnpolData (シーケンシャル)
- IZRDReader (ノンシーケンシャル)


5.2.a Tools.RayTraceに含まれているインターフェースがハイライトされた ZOS-APIシンタックス ヘルプ ダイアログ ボックス
Raytrace.DLL および使用方法のスクリプト例は、以下のナレッジベース記事を参照してください。シーケンシャルの直接光線追跡、正規化光線追跡、およびノンシーケンシャルのZRD光線追跡の、基本例3例と応用例3例があります。
OpticStudio 18.4 には以下の機能向上が含まれています:
シーケンシャル ツールおよび解析
· [画像シミュレーション解析] (Image Simulation analysis) - 画像シミュレーションでRGBオプションが選択された場合に、マルチ コンフィグレーションのWAVEオペランドが無視されるようになりました。
· [楕円グレーティング1面] (Elliptical Grating 1 surface) - シーケンシャルモードでの楕円グレーティング面で、面すれすれの入射角で計算が可能になるように、光線追跡アルゴリズムが向上しました。
· [ビネット設定ツール] (Set Vignetting tool) – 視野データ エディタのビネット設定計算、および精度入力値が0と1のSVIGメリット ファンクション オペランド計算で使用されている光線サンプリング数が、4倍に増えました。
· [座標リターン ソルブ] (Coordinate Return solve) - グローバル座標の回転行列の反転が数値ノイズに影響を受ける系でも、座標リターン ソルブが正常動作するようにアルゴリズムが向上しました。
· [ブラック ボックス レンズ] (Black Box Lens) – [レンズをスケーリング] (Scale Lens) ツールを使用し、ブラックボックスレンズが正しくスケーリングされるようになりました。

ノンシーケンシャル ツールと機能
· [ノンシーケンシャル光線追跡] (Non-sequential ray trace) - ノンシーケンシャルモードでオブジェクトのエッジ部分に厳密に光線が入射した場合、光線は中断され、それ以降は追跡することができません。これらの光線は、ノンシーケンシャル光線追跡中の損失エネルギーとして換算されるようになりました。
· [ディテクタ(色)オブジェクト] (Detector Color object) – ディテクタ(色)オブジェクトのテキストデータの小数点以下の有効桁数が、他の全ディテクタタイプと同じになるように増えました。
· [NSCグループに変換ツール] (Convert To NSC tool) - 「NSCグループに変換」ツールに使用されているアルゴリズムが、変換中にノンシーケンシャル ファイルのマルチ コンフィグレーション エディタで必要のないオペランドが生成されないように更新されました。
· [NSCグループに変換ツール] (Convert To NSC tool) – NSCグループに変換ツールを使用してトロイダル面をシーケンシャルからノンシーケンシャルモードに変換する際に、回転半径が考慮されていない問題が修正されました。
· [NSCシェーデッドモデル] (NSC Shaded Model) – 更新設定が [更新: 全てのウィンドウ] (Update: All Windows) もしくは [更新: レイアウトウィンドウ] (Update: Layout Windows) に設定されているNSCエディタ上でのオブジェクト挿入・削除時に、NSCシェーデッドモデルで起こっていたオブジェクトのハイライトの問題について修正されました。
· [球体オブジェクト] (Sphere object) - 球体オブジェクトでのグリッドGRINデータ使用時に起こる問題が修正されました。グリッドGRINの屈折率領域が球体の外側に広がらないようになりました。
· DLL 定義散乱 - K-相関面散乱DLLが、垂直以外での入射角でのエネルギー損失が考慮されるように更新されました。

プログラミング
· [ZOS-APIシンタックス ヘルプ] (ZOS-API Syntax Help) - プロジェクト環境設定をAPIで変更する方法、およびZRDファイルからデータを読み込むためのReadNextSegmentFullメソッドの使用方法を示したサンプルがZOS-APIシンタックス ヘルプに追加されました。
· [ユーザー解析] (User Analysis) – ZOS-APIで作成されたユーザー解析で、TheAnalysisData がMakeText() からMake2DLinePlot() に変換できない問題について修正されました。
· [ユーザー解析] (User Analysis) – ZOS-APIで作成されたユーザー解析で、複製されたウィンドウの設定にアクセスできない問題について修正されました。
· [MultiConfigOperandType列挙値] (MultiConfigOperandType enum) - マルチ コンフィグレーション オペランドであるCHZN およびMCSD が ZOS-API MultiConfigOperandType 列挙値に追加されました。
· [ZOS-APIシンタックスヘルプ] (ZOS-API Syntax Help) – ZOS-APIシンタックス ヘルプのExample #21が、最新のノンシーケンシャルのフォトルミネセンス モデルに 対応するように更新されました。また、ZOS-API サンプル ファイルExample #4 とExample #6の情報が追加されました。
· [CylinderFresnel列挙値] (CylinderFresnel enum) – シーケンシャルの [シリンダ状フレネル面] (Cylinder Fresnel surface) のZOS-API列挙値(および該当のインターフェース)"CylinderFrensel" (”Fresnel”の"n"と"s"が前後)の誤字が修正されました。

ライセンス
  • [ネットワーク ソフトキー ライセンス] (Network softkey license) –Sentinel LDK ランタイム バージョンが7.63に更新されました。前バージョンでは、チェック アウト(オフライン)ライセンスが再起動時にクライアント コンピューターより削除される問題がありました。この問題はOpticStudio 17 から18.1 がインストールされたクライアント コンピューター、もしくはSentinel LDK ランタイム バージョン7.60をインストールしたユーザーに影響があります。詳細は次のナレッジベース記事をご参照ください:License Check Out section of the knowledgebase article How to Troubleshoot Softkey License Issues.


OpticStudio 18.4 には、次のバグ修正が含まれています。
シーケンシャル ツールおよび解析
· [ハンマー最適化] (Hammer Optimization) – 最適化が中断された時に、最良の結果が系に適用されるよう、ハンマー最適アルゴリズムが修正されました。
· [グローバル最適化] (Global Optimization) - メリット ファンクション エディタにDISCオペランドが含まれている場合に、グローバル最適化で視野タイプが更新される問題について修正されました。
· [メリット ファンクション エディタ] (Merit Function Editor) – メリット ファンクション エディタで、IMSFオペランドを複数のDMFSオペランドと同時使用した際に、計算結果正しくない問題について修正されました。
· [レイ エイミング] (Ray Aiming) – 非常に小さい視野領域で定義された近軸像高の視野を持つ系で、レイ エイミングが機能しない問題について修正されました。
· [瞳のシフト] (Pupil Shifts) の自動計算 – 非常に大きい入射瞳径(>1000レンズ単位)を持つ系で、レイエイミングで使用される瞳のシフトの自動計算における問題が修正されました。
· [座標ブレーク] (Coordinate Break) – 座標ブレークおよびダミー面を含む系で、厚みにソルブが設定された場合の面厚み計算に関する問題が修正されました。
· [ファイバ結合] (Fiber Coupling) - 光源ファイバがティルトもしくはディセンタされた系で、ホイヘンスPSFを使用したファイバ結合計算に関しての問題が修正されました。
· [ファイバ結合] (Fiber Coupling) - ホイヘンスPSFが球面位相を参照して計算される系での、ホイヘンス積分を使用したファイバ結合計算に関しての問題が修正されました。
· [ピックアップ ソルブ] (Pickup solves) – モデルガラスが使用されている系で、[ゴースト解析] (Ghost Focus Generator) ツールにより、ピックアップ ソルブが正しく生成されていない問題について修正されました。
· [ゼルニケ環状標準サグ面] (Zernike Annular Sag surface) - ゼルニケ環状標準サグ面の係数が、面サグを生成する際に正しく同定されていない問題が修正されました。
· [幾何学的MTF解析] (Geometric MTF analysis) - 実効Fナンバーが計算可能な系(他の解析やツールではFナンバーが計算可能)で、幾何学的MTF解析により計算可能でないと表示される問題について修正されました。
· [熱ピックアップ ソルブ] (Thermal Pickup solve ) – モデル材質が設定されている面で、熱ピックアップ ソルブによりレンズの熱膨張が正しく計算されていない問題について修正されました。
· [画像シミュレーション解析] (Image Simulation analysis) - システム波長が昇順で定義されていない系で、画像シミュレーションの波長オプションを“1+2+3”にした際に、結果が正しくない場合がある問題について修正されました。
· [矩形配列] (Rectangular Array) - 瞳サンプリングが矩形配列の時に、角度、コントラスト、およびスポットオプションの評価関数の重みが正しく計算されていない問題について修正されました。

ノンシーケンシャル ツールと機能
· [フォトルミネセンス] (Photoluminescence) - エネルギー単位がルーメンである系のフォトルミネセンスモデルにおいて、下方変換されたエネルギーに関する問題について修正されました。
· [複屈折オブジェクト] (Birefringent objects) - ノンシーケンシャルモードでモデル化された複屈折素子における反射光線の強度計算に関する問題が修正されました。
· [ホログラムレンズオブジェクト] (Hologram Lens object) –ホログラム レンズ オブジェクトが反射で使用され、反射フェイスの左右で異なる材質を持つ時の結果が正しくない問題について修正されました。

プログラミング
· GetAvailableMacros メソッド - OpticStudio 16.5 でバグが起こっていたZOS-API ISolveZPLMacro のメソッドGetAvailableMacros が修正され、使用可能になりました。
· [NSRA キーワード] (NSRA keyword) - ZPL キーワードNSRA がオブジェクト プロパティ ダイアログ ボックスの光源タブで設定されるサンプリング方法(ランダム/ソボル)を使用するように更新されました。以前は設定値に関わらずランダム サンプリングが使用されていました。




[1] Elliott, Norton, and Humphreys (2018). Optical design challenges in virtual and augmented reality. Laser Focus World.

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