Zemax OpticStudio の実行に必要なコンピュータ


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概要 : この記事では、Zemax OpticStudio を実行するワークステーションの選択基準について解説します。

著者 : Don Dickinson

公開日 : 2017 年 10 月 3 日

サンプル ファイル :

対象 : よくある質問



Zemax OpticStudio の実行に必要なコンピュータ

たいへんよく見られる質問として、「Zemax の実行を主な用途として、新しいワークステーションの購入を予定していますが、どのような仕様のものが最適ですか」というものがあります。

実際のところ、最適な仕様というものは存在しません。大容量で高速なハードウェアの方が必ず光線を高速で追跡できるからです。OpticStudio は、比較的性能が低いハードウェアでも動作します (こちらの最低仕様を参照してください)。
一方で、きわめて大規模な問題も処理できる大容量演算アプリケーションでもあることから、目的に合わせて適切な予算をハードウェアに充てる必要があります。

1.Windows 7、8、10 の 64 ビット版を選択する。OpticStudio 16 以降では 64 ビット版の OS が必須です。より多くの RAM や CPU コアを活用できるからです。

2.できるだけコア数の多い CPU を選択する。OpticStudio はきわめて高度なマルチスレッド化を実現しているので、コンピュータ上のすべての CPU コアに演算処理を分割できます。現在のところ、8 ~ 32 コアの CPU でパフォーマンスの大きな向上が望めます。当地のコンピュータ ベンダーである Puget Systems 社による、OpticStudio 向け推奨ハードウェアのページを参照してください。ここには有用なベンチマーク結果が掲載されています。

2018 年 5 月現在、OpticStudio では最大 64 個の CPU コアを同時に使用できます。
今後、より多数のコアを搭載した CPU が現れ、その検証を十分に実施できるようになるに伴い、同時に使用可能なコア数も増加する見込みです。64 個より多くのコアが存在する場合、Windows ではそれらのコアが複数のグループに分割されます。その場合、OpticStudio はその第 1 のグループのみを使用します。たとえば、72 コア搭載の CPU の場合、Windows では 2 つのプロセッサ グループが作成されるので、OpticStudio では 36 個のコアを使用します。

インテルのハイパースレッディングにより、OSに仮想コアが追加されます。36の物理コアを使用するCPUの場合、ハイパースレッディングにより72に倍増されます。CPU の使用率を最大限とした OpticStudio の実行に関する疑問点については、Zemax のサポートまでお問い合わせください。

3.できるだけ多くのメモリーを搭載する。各コアは、光線を追跡するために必要なすべてのデータのコピーを必要とします。したがって、必要なメモリー容量はコア数に比例して増加します。高いパフォーマンスを必要とする用途では、コアあたり 1 ~ 2 GB の RAM を用意することをお勧めします。複雑な光学系でも、通常は 16 ~ 64 GB のメモリーがあれば十分です。

4.512 MB 以上の VRAM を搭載した DirectX 11 対応グラフィクス カードを使用する。Zemax OpticStudio では、3D シェーデッド モデルなど多くのグラフィックス データ処理を GPU で実行し、光線追跡と最適化を CPU で処理します。したがって、他のアプリケーションで必要としないかぎり、過剰に高性能で高価格のグラフィクス カードは不要です。AMD Radeon/Firegl または NVIDIA Geforce/Quadro を搭載した低価格から中価格帯のカードで十分です。

現在のところ、Intel のグラフィクス カードはお勧めしていません。
OpticStudio との互換性に関する複数の問題点がドライバにあることがわかっているからです (ただし、その多くは回避策があります)。Intel と Intel 以外のグラフィクス カードの両方を搭載したノート PC を使用する場合は、Intel ではない方のカードを使用するようにシステムを設定します。
詳細は、ナレッジ ベースの記事「高性能グラフィクス カードを使用するための OpticStudio の設定 」を参照してください。CPU に Intel グラフィクス チップが内蔵されていて、それを使用せざるを得ない場合は、このリストでそれが DirectX 11 対応のグラフィクス チップであることを確認します。どのようなカードを選択するにしても、Windows ハードウェア認定リストに記載されているものをお勧めします。

5.ソリッド ステート ドライブ (SSD) の使用もお勧めします。どの Windows でも動作が高速になるからです。同様に、ハード ドライブに大量のデータが出力される作業を実行する場合は、RAID ディスク アレイの使用または 2 台目のドライブとしての SSD の使用が効果的です。これは必須ではありませんが、使用をお勧めします。

Zemax OpticStudio は、3DConnexion SpaceMouse にも対応しています。Zemax OpticStudio の 3D モデル機能を使用する場合に、このマウスできわめて効率的な操作が可能です。



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